さて。

虚圏のアイドル小さい一護。





やっと落ち着いた姿になったのも束の間。

次の災難が待ち受けていた。



































[一護と添い寝☆争奪戦]


































「昨日まではいきなり(私の可愛い可愛い)一護が小さくなって慌ただしかったが・・・

 今日からは私と一護は一緒に寝る。

ウルキオラ、一護の引っ越し支度を整えてくれ。」








いきなり何を言い出すかと思えば。

藍染はいつもの如くウルキオラに命令した。

ウルキオラの腕の中で眠るエンジェル一護☆はお疲れのようだ。







さて、この場にいるのは、変なことを言い出す藍染

そしてウルキオラに市丸、日番谷、そしてグリムジョーだ。




なぜこのメンバーがいるのかは置いといて。





「なんでいきなり言うんだよ。このままでいいじゃねーか。」






日番谷は溜息混じりで藍染に反抗する。

面倒なだけなのだろう。

関係ない日番谷自身もこの場に置かれ

さっさと寝たい気持ちから溜息が出ている。









わ・た・し・の!一護だ。側に置くのは当然だろう、日番谷君。」


「ストーカーのお前の元に置けと?」


「ストーカー?あははっ、何を言うんだい日番谷君。

愛する者を追いかけるストーカーは良いじゃないか!









「・・・・」どん引き











藍染から一歩遠ざかる日番谷。

市丸はそんな彼に小さな声で告げた。

























「あかんわ、冬。この人には常識通じへんわ。」

「(お前もな)・・・・・・」















市丸は自分は常識の通じると思っているのだろうが、日番谷から見れば・・・



・・・いや、少なくともこの虚圏にいる全員は

藍染と市丸が常識の通じない奴だと断定しているだろう。












「・・・・お言葉ですが藍染様。

一護様は藍染様を(色んな意味で)怖がるかと・・・」

「何をいう。私は一護だけはいつも優しいさ!!」

「・・・・・はぁ・・・」










その自信は一体どこからあらわれるのだろうか。

ウルキオラも溜息をつくのも仕方がないだろう。



このポジティブ思考まっしぐらのいい年こいたおっさんは

きっと誰が何をしようが無駄なのだろう。



グリムジョーが黙り込んでいたが、とうとう口を開いた。







「誰と寝ようがこいつの勝手だろ?

こいつはウルキオラの所で満足してんならほっときゃいいだろーが!!」






流石サバサバとした性格の持主、グリムジョー。

しかし、下がらないのもこの男、変態藍染だ。




「わかった、君も一護と寝たいんだな!?」

「はぁ!?俺はガキは嫌いだ!!(一護以外だが。)」




言いあいを始めてしまったグリムジョーと藍染。

最早主従関係もさらさらないようだ。































「おい市丸。もう寝たいんだが・・・。」

「すまんなぁ、冬・・・・・・・・・・・・・あ!一護チャンみたく抱っこしたろか?」









「・・・・・戻る」















自宮というか、市丸の宮に足を進め始めた日番谷。

もうこの際どうでもいいらしい。




眠さが勝ってしまい、瞼がもう半分しか開いてないようだ。

市丸は日番谷の背を追いかけはじめ、藍染の元を去っていく。










「(俺も寝たい・・・・)」










ウルキオラの願望が叶うまで程遠い話だろう。

一護の重さと眠さが押しかかる。

目の前で繰り広げられている一護争奪戦。





というか、既に手足が出て取っ組みあいとなっている。

ギャーギャーとわめく2人を見て、ウルキオラは心底大きな溜息が出た。

逃げる幸せも、きっとなくなるだろう。



















「・・・・・ぅ・・・・」





あまりの煩さに一護の目が覚めてしまったようだ。

傷だらけの2人は取っ組み合いを中断してウルキオラの腕の中で眠る一護に釘付けだ。





ゆっくりと目が開かれる一護に藍染は鼻血を垂らしながら眺める。











「オイ、きったねぇ鼻血拭けよな。」

「はぁ・・・
かわいいなぁ・・・私の一護v」

「話聞け、オイ。」






















































「・・・・・キモい。」
















































「「「・・・・・・・・」」」











誰の言葉だろうか。

聞き返したくなるのは誰も一緒で。

まさかこんな小さい一護がそんな言葉を知っている訳がないわけで・・・・

と頭を巡らせているウルキオラを除く2人。












「なんだか幻聴が・・・」

「安心しろ、藍染。幻聴だと思いてーのはお前だけじゃねーよ!」

「え〜〜〜・・・・・ウルキオラ?

君は一護にこんな下品な言葉を覚えさせたのかい?」

「いえ。人の会話を見て覚えているようですが。」

「ウルキオラ・・・寝ようぜ・・・」








「「寝よう・・・ぜ!!??」」












一護の言葉を反芻してしまう藍染とグリムジョー。

ガラガラ・・・と音を立てて消えていく藍染の一護理想像。









「承知いたしました、一護様。

・・・・・では藍染様(これからもずっと一護様は俺の所で寝るってことで)失礼します。」







争奪戦の勝者は、世話係のウルキオラで幕を閉じた。

その後、藍染は部屋で泣いていたことを、付けたしておこう。
















































〜おまけ〜




一「なぁなぁ。さっき、何の話してたんだ?」

ウル「・・・(言うべきか?いや、でもこれを話したら一護様はどうされるか・・・)」

一「俺に、言えない話なのか?」上目使い



ズキュン



ウル「(うぅ・・・理性が・・・でも、ここで一護様に嫌われるわけには・・・・・頑張れ、俺!!)
   ・・・・いえ、そうではありませんが藍染様の、我儘でしたので。」

一「わがまま?」

ウル「はい。・・・・一護様と寝る。と、言い出しまして」

一「うげー・・・ぜってぇ嫌だ。」

ウル「しかし、一護様のお陰でそれは避けられそうです。」

一「!!まぢでか!?」

ウル「はい。藍染様は今頃泣いているでしょうね。」

一「おっさんが涙ってキモい・・・。」

ウル「(最近口が悪くなっている気が・・・・)そう、ですね。」

一「俺はずっとうるきおらと一緒でいい。」



ぎゅー




ウル「ありがとうございます」
(生き地獄・・・・頑張れ俺の理性!明日までの辛抱だ!!)







翌日、一護に抱きつかれたままだったため、理性と葛藤していて一睡もできなかったウルキオラさんでした。


















〜おまけのおまけ〜




ウル「(眠い・・・・)」

グリ「ウルキオラじゃねーか。」

ウル「(うるさいやつに捕まった・・・)・・・なんか用か?」

グリ「オイ、あのあと一護に変な、こ・・・・と・・・・・・・・・・・・・お前、寝てねーのか・・・?」

ウル「・・・・一護様に変なことをするのは限定されているだろう。」

グリ「(話逸らしやがった・・・)はっ、理性抑えるの大変でした、って顔してるぜ?」

ウル「・・・(こいつに馬鹿にされるとなんかムカつく)一護様に嫌われるくらいなら我慢できる。」

グリ「(み・・・認めたーーーー!!!!)」




















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