「ふゆーvこれから楽しもうなvv(ニヤリ)」


「…あぁ、そうだな。(この浴衣がなかったら尚更楽しめたかもな!)」


「一護様、どこを歩きましょうか」


「そうだなー…まずはリンゴ飴―!」









キャッキャと話がはずんでいるここは花火大会が行われる現世。


市丸は子供のように浮かれているが、逆に日番谷は少し落ち込んでいるようにも見える。

一護はそれに気づいたのか、首をかしげた。








「とーしろー?どうかしたのか?」


「お前はなんで写真にも抵抗がないんだよ…」







ぐったりとしている日番谷は先ほどのロリ、メノリの写真撮影のことを言っていた。



1回撮るだけかと思いきや…ポーズを変えては撮り。個人で撮り。実に10枚ほど撮られただろう。

コレほど取られているのになぜ市丸が口出ししないか。






その理由は簡単だ。




―後で市丸様に全て焼きまわして渡しますので―









そう言われて断らないことなどない。

一護はいつも通りにふるまっていた。

その為、日番谷もやらざるを得なかった。









「では市丸様、終了後ここに集まる形でよろしいでしょうか」


「あぁ、ええよ〜…」


「(聞いてんのか、コイツ!)」


「ウルキオラ。こいつぜってーはしゃぐから目をはなさねーよーにするんだな」







日番谷は呆れたような顔をして、ほわほわしている市丸と共に人ごみのなかへ消えて行った。



一護はウルキオラの手を引いて、リンゴ飴を買おう!と笑顔を振りまいて出店に進んでいく。

一護の身長から少しかがまないといけないのが難点だが、"退屈"していた一護をこれだけ喜んでいるのを見て小さく笑った。








「なあなあ、あそこにリンゴ飴があるぜ!」








指で店をさし、うれしそうに店の前に立った。

種類が大、中、小とある。



一護には小で十分だろうが、もの欲しげに大を見ているのをウルキオラは見ていた。

欲しがるのであれば、言えばいいのにあえて口にしない一護。


ウルキオラは一護にリンゴ飴大を買ってやり、手に持たせた。



顔を明るくして、大きなリンゴ飴を持って次なる場所へと進んで行った。

流石、一護に甘いのか。




ウルキオラは一護にわたあめも買っていた。











次に目についたのはヨーヨー。

色々な柄のあるソレを、一護は必死にやってなんとか2つを手に入れることができた。

色はオレンジと緑。

満足そうにヨーヨーを持ってウルキオラに笑いかける一護にウルキオラは荷物係りも同然で、しかし微笑ましく一護を見て。










「なあ、ウルキオラ!2つも取れた!」


「おめでとうございます」


「だからな?こっちはウルキオラの!」







と言って緑色のヨーヨーを渡した。

まさか自分のぶんがあるとは思ってもいなかったウルキオラは目を少しだけ見開くが一護から緑色のヨーヨーを丁寧にもらい受けた。








「ありがとうございます」


「これな?ウルキオラと同じ目の色!だから緑にしたんだ♪」







オレンジは俺の髪の色♪

と言って再び手をつないでいった。



花火が始まる時間に近づき、人も多くなり始めた。

ウルキオラは一護に場所を移動しようといい、方向転換をした。






「花火見るならこっちがいいぜ!!」







ぐい、引っ張って人の間をぬって歩いていく。

坂になっている芝生につき、一護は腰をおろした。

確かに人は少なくて花火もよく見えるだろう場所だ。








「ここなら綺麗に見えるんだぜ!」







ニコリ、ウルキオラに笑顔を向けて足を伸ばした。









「……一護様。何か買ってきましょうか?」


「んーー?じゃあ、かき氷!レモン味がいいな」


「わかりました。では、少しここでお待ちくだい。」


「おー」






荷物を一護の隣に置いて、ウルキオラは人ごみの中に入っていった。

すぐにかき氷を買い、一護の元へと戻り希望のレモン味のかき氷を渡した。





「サンキュー」





ウルキオラも一護の隣に座り、ちょうど始まった花火を2人で見上げた。




































「ふゆー。何がほしい?」







一方、一護・ウルキオラペアと離れた市丸と日番谷ペアは別ルートで出店を歩いていた。

しっかりしろよ、と言いたくなる市丸の姿に日番谷は小さなため息を零す。



仕方のない話。

自分の周りに花を散らせている市丸はどうも浮かれ気分のようだ。








「あ!ふゆ!!お面があるで!!」


「はあ!?(オレそんな欲しがる歳じゃねーし)いらねえよ…」


「ふゆは何がええ?あ!うさぎさんや!!」







話を聞いてない上に我が道を進み始めている市丸は、ウサギとキツネのお面を買って再び歩きはじめた。




先ほどは店に出ているだけのヨーヨーを全て取って、店の人に驚かれていた。

市丸は両手いっぱいのヨーヨーを日番谷に見せるが、こんなにいらない。と日番谷は自分と市丸の分の2つだけ選んで残りはお店に返した。


市丸一人この祭りをエンジョイしていてもはやどっちが保護者なのか問いたくなる。

いや、確実に日番谷だろう。








「ふゆー。なにか食べへん?」


「そうだな…。」






と、見まわして目についたもの。






いか焼き







そう言えば、しばらく食べていなかったっけ。



ぼんやりとそんなことを考えながら見ている日番谷に、市丸は日番谷の手を引っ張っていか焼きの店の前に立った。

結構人が並んでいるが、日番谷がものほしそうにしているのに諦められない。

市丸は日番谷のために一緒に列の後ろに並んだ。







並んでやっと手に入れたイカ焼きは程良い色をしていて、いいにおいが漂ってくる。

近くに設置してあるベンチに腰を落ち着かせてできたてで熱いいか焼きを口に入れた。





市丸はおいしそうにもぐもぐと食べているが、日番谷はなかなか噛めないらしく苦戦していた。

その様子を可愛いなぁ…という眼差しで見ている市丸は頑張っている日番谷を目に焼き付けていた。













ようやく食べ終えた2人は、ベンチから離れてもうすぐ始まるであろう花火の為に再び歩くことにした。









「ふゆ。離れたら嫌やから…」








と言って手を差し出して小さい手を待つ。


日番谷は少し悩むが、そっと市丸の掌に自分の手を重ねて人ごみの中を歩く。



日番谷が浴衣で歩きにくいのがあるいていくうちにわかったのだろう。

市丸の足取りはいつもより遅く、日番谷が他の人にあまりぶつからないように気を付けて歩く。










少し歩いた先に、神社が見えた。

古い神社のようで、少し明かりが灯してあるだけで、出店もなければ歩く人も少なそうだ。





市丸はそこを目指して歩こうとするが、手が行く先を阻んだ。


何かと思い、振り返ると、手を握っている日番谷が下を向いていた。








「ふゆ…?」


「!…おぉ、わりぃ」







市丸に謝りのひとつ入れて再び歩きはじめる。

神社の階段を一段一段登っていき、静かな空間が広がった。



先ほど下で賑わっていた人の多さも、ここにはない。

見渡せば少し人がいるくらいで、どちらかといえば少なすぎるほど。









「ここで花火見れんのか?」


「さあ、どうやろ…。まあ、ええやん♪」


「お前……ι」








ここに来たのは花火を見るためなのに、見えるかどうかもわからない場所で花火が上がるのを待つのはごめんだ。

日番谷は花火が見える場所まで、せめて神社の、さっき登ってきた階段に座れば他の人より高い位置にいれば綺麗に見れるだろう。


そう考えて。






「さっき登ってきた階段のところ。あそこなら見えるだろ」






市丸の手を引けば、逆に引っ張られて社の裏側にまわっていった。








「い、市丸!?」


「花火より大切なことあるやん♪」









と言って、花火も見えない場所に立ち。

いや、木の隙間からかろうじて見えるかもしれない。







「こんな見にくい場所で…」


「はい、ふゆ座ってー」









ニコニコと、日番谷の言葉も聞かずに、座れるほどの奥行きのある、社の段差に日番谷を持ち上げて座らせた。

高さがあるせいか、日番谷は地面に足をつけられずぶらぶらと足が浮いたままだ。



何がしたいのかさっぱりわからない日番谷は首を傾げるしかない。






ここからでも花火を見ようとか言うのではないだろうか。

なんて考えている。







「ふゆ、ちょっとごめんな」








と言って市丸はしゃがんで日番谷の右の下駄をゆっくりとぬがした。







「ちょ、何すん…」


「下駄なんていつも履かんからなァ。」







鼻緒で擦れて赤くなってしまった小さな足。






「さっき下向いとったん、これやろ?」




「気づいてたのか…」

「そらな。」






無理したらあかんやん。

にこりと笑い市丸は






「消毒、せなね…」







そう言うと、日番谷の足を舐め始めた。

生暖かい感触。外気に触れるとそこだけひんやりする。


日番谷の体はビクッと跳ね、少しだけ硬直する。







「……なんや、感じてしもうたん?」








ゆっくりと顔をあげる市丸。

真紅の眼と翡翠の眼が合って。


恥ずかしくなった日番谷は顔を赤くして俯いた。






市丸に聞こえてしまうのではないかと思うほどの心音。

それを悟られないようにすることで精一杯で、市丸が何をしてるかなんて気づかず。


うなじに来た感触にただ身を震わせた。






「ちょ、なにしてんだよ」


「んーー?たまには外でやるのもええかな♪ってv」




「っ……お前…何、いって…………んッ……」






文句を言おうとするが、逆に唇で塞がれて舌を滑り込まされてしまった。



日番谷が苦しそうに顔を歪め、市丸の胸を叩く。

ゆっくりと離れていく唇に、銀糸がひかれて、音もなくきれた。







「や、めろって言ってんだろ!!」








プイっと顔を背ける日番谷に対して、市丸は日番谷の隣に腰をおろして片足を乗せた。



未だに肩で息をしている日番谷を市丸は満足そうに見て、手をのばして首筋を指でなぞり、キスを降らせる。

ピクリ、跳ねる日番谷を後ろから眺めながら、日番谷の腰に手をまわして引き寄せ。

するすると手を滑らせて帯をゆるめてはずしていった。







急に呼吸が楽になったと思った日番谷だが、市丸に帯を取られているとわかった瞬間、青ざめた。







「…やめろ、市ま、る!」






反抗の声を無視して浴衣のあわせに手を忍ばせていく。








「ええの?…そないに大きな声出して…。他の人に聞こえてまうで……?」


「…っ!」


「あぁ、でもええかもね。見せつけたっても…」







日番谷の耳元で囁きながら手は胸の突起に触れる。


小さく日番谷の体は震えて、顔を下にして縮こまっていく。





市丸は日番谷の顎にあいている手で自分の方を向かせれば、自然と日番谷の背筋が伸びる。






濡れた瞳を見ながらキス。









深い口づけはすぐに終わらない。


歯列をなぞって、逃げる舌を捕まえて絡ませた。





くちゅ...

「………やめ、……いちま、んぅ…」







大人しくなった日番谷の浴衣を肌蹴させれば

透き通るような肌が露になっていく。





昨日の夜つけたシルシも残った肌に手を滑らせて。





感触を愉しんで。






唇が離れれば銀色の糸が引いて、プツリ、切れる。







市丸は日番谷の肩に顔を埋めて今日のシルシを付けていく。





くちゅ、

「……んっ…」






胸の突起に触れていた手は下に下がっていった。







「やめろって言って……ひゃッ」






優しく握って上下にゆっくりと動かす。


細い腕は市丸の手を退かすことさえできず、力が緩まっていく。






「や、だ………あッ、やめ……ッ!」






市丸は指に力を入れて先端を強く擦ると徐々にそこは固くなって反っていく。

熱を持ち始めたそこに意識がいってしまう。






「ほら、ふゆ…固くなってきたの、自分でもわかるやろ?」

「いち……ッやあぁ!」

「ギ・ン。いつもと同じように呼んでくれへんの?」






眉尻を下げて弱々しく日番谷に聞けば、戸惑いつつも。






「………ギン、やめ……」





小さな声で名前を呼ぶ。

市丸は笑みを深めて合格。と囁くとゆっくりと上下に動かしていた手を速めていく。




いつもと場所が違うせいか、敏感になって感じやすくなっている日番谷は生理的な涙を流しながら、市丸を掴む力を増していく。



日番谷の爪が市丸の肌を傷つける。

必死に声を殺している日番谷だが、市丸は先を軽く引っ掻いた。








「ん゛……ひうぅッ、………」







一度イかせて。

零れてしまった白濁の液体が市丸の手にべっとり付いた。




肩で呼吸をしている日番谷に見せるようにそれを舐めとり。








「ふゆ、いつもよりイくの早うない?」


「っ……いい加減にしろ!人が来たらどうすん……っ!!」







日番谷の文句など聞きもせず、市丸は日番谷の後ろに手を滑らせて、ニマリと笑みを深めた。







「でも、こんなにひくついてるやないの。そろそろ…ボクの欲しいんやないの?」







指の腹で擦るように行き来を繰り返す。



日番谷は涙を溢れんばかりに溜めた目で市丸を睨む。

それが逆効果と分かっているのだろうか。








「ここで終らせたら、ふゆが辛いだけやで?」







一度日番谷から退いて様子を見てみる。







「だからってここでやることはねーだろ!?」


「やって…ふゆが可愛すぎたんやもん。」







日番谷は顔を真っ赤にして視線を外す。

市丸は口角あげて、大人しくなった日番谷を自分と向き合うように座らせた。







「大丈夫、ボクにまかせとき」








クスクスと笑いながら手が再び下に下がる。







「ギ…ギンっ…………んぁッ」







市丸が日番谷の中に指を入れた途端、大人しくしていた日番谷の体が反った。


こうなることは既に予測はしていたであろうが、いざとなると体も反応してしまう。


日番谷が首を横に振っていやいやするが、市丸はお構いなしに指を突っ込んだ。









「ひぁ、……にゃぅ……」











日番谷の声に、一瞬市丸が手を止めた。








「(猫みたい……)











ふゆ、もっと啼いて?」
















滑るようになった中指。

市丸は指の本数を増やして抜き差しを繰り返す。


日番谷は市丸の肩に顔を埋めて、首に腕をまわした。


肌蹴ていく浴衣が市丸をさらに欲情させる。







もしかしたら外でヤったらまた違う反応を楽しめるかもv


と思っていた市丸は、その予測通りになって嬉しそうだった。








「………(もう、ええかな)」









挿入したままの指に感じる弛緩。

ディープキスで日番谷の力も緩まっているその隙に指を再び動かして、日番谷の前立腺を重点に引っ掻いていた。






「!…ん、やあぁッ……!…ギ、ンッ…!」







感じる快感に耐えながら市丸の名前を呼び続ける。


あふれ続ける涙を市丸は舐めとった。


これ以上声を出さぬよう日番谷は咄嗟に手の甲を噛み口をふさぐ。


が、それに気づいた市丸はそっと日番谷の手を口からどかした。







「あかんよ、手ぇ痛いやろ。」








歯型が残っている手の甲は、強く噛みすぎたせいか赤くなっていた。


市丸は痛々しいその手を舐め、日番谷に深く口づける。




口の中が、熱い。





甘い口づけとは違って激しく動く下では、日番谷の陰茎から白濁がトロリ、こぼれ始めていた。








「(ボクもそろそろ我慢の限界やな…)」











市丸は日番谷の片足を持ち上げて、自分の先端をあてがった。

初めてではないのに、日番谷はまるで初めてするかのような、不安げな顔で市丸を見上げてくる。


視線に気づいた市丸は日番谷の頬を撫でて。








「平気やて。任せとき」










安心させる優しい声をかけた。


質量のある市丸の陰茎がゆっくりと入っていく。






ぐぷっ、

「ふゆ、力抜いてくれへん?このままじゃ動けへん。」





やさしく、撫でるような声で日番谷の耳元で囁いてあげる。

反応のない日番谷に市丸は首筋を舌でねっとり、舐めれば声を殺し切れていない日番谷の声が漏れて市丸の耳に届く。






「ふゆー。」






動かしていた指を止めて、甘ったるい声をだせば、ゆっくりと顔が上がってきた。

瞳から零れる涙を市丸が舐めとって。濡れた唇を舐めて、そのまま深く口づけた。







「…ん、………はぁッ……」







口の端から零れる唾液を舐めとって、再び舌を絡める。







「……(…緩まってきた。)」



クチュ …

「……んぅッ!!」


「ふゆ、力緩めんと痛くなるだけやで。」









ゆっくりと腰を沈める。


ビクン、と体を反る日番谷に口づけをして落ち着かせて。



ようやく全てが入った。








中はいつもより熱い。








ギシッ...


市丸はゆっくりと動き出した。



ギリギリまで抜いて、そこから一気に奥へと貫いて。






グチュ グチャ

「……あ、………やぁ、……ギ、ンッ」






日番谷の甘い声に限界を迎え、足を更に開かせて一層強く、激しく攻めたてた。








丁度聞こえてくる花火の音。



それと同時に見え隠れする日番谷の色っぽい姿。









「ふゆ、声…聞かせてへん?」











もう、誰の耳にも届かへんよ。


そう続けて口付けて、舌を絡ませる。





すぐに放して、鎖骨に紅い花を散らして。








クチュ...ぬぷッ

「…ふ、……んっ……あっ……!」





何度めだろうか、日番谷のイイ所に攻めたてると


ビクン、と震えて、2度目の射精。



同時に後孔の閉まりで、市丸は日番谷の中に溜まっていたものを全て吐き出した。















☆後編へ☆